クラウドバックアップとは?
クラウドバックアップとは、選んだファイルを PC からインターネット経由で遠隔のデータセンターのストレージにコピーし、元のファイルが失われたり、壊れたり、削除されたりしたときに復元できるようにするサービスです。コピーを行うのは PC 上の小さなプログラムで、通常はスケジュールに沿って動きます。ファイルを自分で管理するクラウドストレージや、場所どうしの変更を映し合う同期とは異なります。
クラウドバックアップのしくみ
ほとんどの製品で、流れは同じです。PC にバックアップ用のプログラムをインストールし、保護する対象を選ぶと、それらのファイルのコピーが事業者のサーバーに送られます。2回目以降は、通常は新規・変更されたものだけを送るので、毎回すべてをアップロードし直す必要はありません。
- バックアップ用プログラムをインストールする
- ファイルとフォルダーを選ぶ
- 初回のバックアップですべてを送る
- 以降のバックアップで変更分を送る
- データはクラウドストレージに保管される
- 必要なファイルを復元する
大きなファイルは通常、小さく分けて送られるため、接続が途切れても最初からやり直しにはなりません。PC に問題が起きたら、サインインして復元したいファイルやバージョンを選び、同じ PC または別の PC に復元します。
クラウドバックアップ、オンラインバックアップ、クラウドストレージ、同期
これらの用語はしばしば同じ意味で使われますが、役割は異なります。クラウドバックアップとオンラインバックアップは同じものを指し、復旧のためにファイルのオフサイト(遠隔地)コピーを自動で作ることです。違いがあるのは、残りの2つです。
それぞれの種類のサービスが想定している役割
| 種類 | 主な役割 | 何をコピーするか決める人 | バックアップとしての典型的な弱点 |
| クラウドバックアップ | 復元できるファイルのコピーと過去のバージョンを保持する | 一度セットを選べば、あとはソフトが実行する | 復元にはインターネットが必要。共有やリアルタイムの共同作業には向かない |
| クラウドストレージ | 置いたファイルを保管し、どこからでも利用できるようにする | 自分で、ファイルごとに | 置いたものしか保護されない |
| ファイル同期 | デバイス間でフォルダーを同一に保つ | 同期するフォルダーを選び、サービスが映し合う | 削除や誤った編集がすべての場所にコピーされる |
日常的な製品の多くはこれらを併せ持っています。OneDrive、Dropbox、Google ドライブは主にストレージと同期のサービスで、バージョン履歴やごみ箱などの復旧機能が加わっています。「バックアップと同期の違い」で両者の違いを詳しく、「クラウドストレージとバックアップソフトの違い」で2種類の製品を比較しています。
クラウドバックアップが守ってくれるもの
- ハードウェアの故障。 ドライブの故障やノート PC の盗難で、唯一のコピーまで失うことがありません。
- うっかり削除や上書き。 特にバックアップが過去のバージョンを保持している場合です。
- 自宅や職場の災害。 火災、浸水、盗難、そして PC と近くのバックアップドライブを一緒に壊す電源サージなど。
- マルウェアによる被害の一部。 マシンの外に別のコピーがあるためです。バックアップは復旧に役立ちますが、感染を防ぐものではありません。
オフサイトのストレージが最大の利点です。そのため、クラウドバックアップは3-2-1ルールで外付けドライブと組み合わされることが多くなっています。1つのコピーはすばやく復元でき、もう1つは拠点全体を襲う災害でも残ります。
知っておきたい限界
- インターネット接続に依存します。 アップロード速度が遅いと初回のバックアップに長い時間がかかり、大きな復元にも帯域が必要です。
- 即時ではありません。 バックアップはスケジュールで動くため、前回の実行以降の変更はまだ保護されていません。
- 多くはサブスクリプションです。 支払うストレージの容量が、保護できる量の上限になります。
- 事業者を信頼することになります。 データがどう暗号化されるか、誰がアクセスできるか、支払いをやめたらどうなるかを確認してください。
- 対象範囲は製品によって異なります。 システム全体をイメージとしてバックアップするものもあれば、ファイルとフォルダーだけを守るものもあります。どちらを購入するのか確認してください。
よくできたサービスは、これらの限界について正直です。バックアップが不完全だったときは成功と報告せずに知らせ、空きを作るために過去のバックアップを削除することもありません。
クラウドバックアップサービスで見るべき点
- 保護する対象を自分で選べること。デバイス全体のバックアップを強制されません。
- 結果が明確であること。一部しか完了していないバックアップが、成功と表示されてはいけません。
- スケジュール機能があり、保護が記憶に頼らないこと。
- テストできる復元があり、バックアップとは別に管理されていること。
- バージョンや保持期間があり、ミスをする前の状態に戻れること。
- 理解できるセキュリティ。 通信時と保存時の暗号化、保護されたサインイン、まだ提供していないことについての正直な説明。
- 対応プラットフォーム。 お使いの OS に対応しているか確認してください。
完全な購入者向けチェックリストは「Windows バックアップソフトの選び方」にあります。
Tornova の位置づけ
Tornova Backup は Windows PC 向けのクラウドバックアップです。Windows アプリ(Tornova App。ダウンロードページでは Tornova Agent)がお選びのファイル、フォルダー、ドライブを読み取ってクラウドに送り、Web サイトにはアカウント、バックアップの結果、復元が表示されます。バックアップは Automatic Backup(自動バックアップ)でスケジュールに沿って実行でき、Smart Backup は1日・1週間・1か月に1回バックアップセットを確認して、新規・変更されたファイルだけを送ります。
データは通信時に暗号化され、クラウドストレージでも保存時に暗号化されます。バックアップストレージには、ゾーン冗長ストレージ(ZRS)を使った Azure Blob Storage を利用しており、主要なインフラストラクチャは米国でホスティングされ、世界中からアクセスできます。復元は Web サイトで開始し、選択した PC 上の Tornova App が完了させます。対象になるものとならないものの詳細はセキュリティページ、その他は機能ページをご覧ください。
Tornova が行わないこと Tornova が保護するのは Windows 上のファイルとフォルダーです。システム全体のイメージは作成せず、常時リアルタイムでは動作せず、クライアント側暗号化は提供予定ですが現時点では利用できません。現在、macOS 版や Linux 版はありません。
実際の使い心地を知るには、「Tornova Backup の始め方」をお読みいただくか、トライアルから始めてください。
よくある質問
クラウドバックアップとクラウドストレージの違いは?
クラウドストレージは、自分で置いたファイルを保管します。クラウドバックアップは PC 上で動き、選んだファイルをスケジュールでコピーし、紛失などの後にファイルや過去のバージョンを復元できるようにすることを目的としています。
クラウドバックアップとオンラインバックアップは同じですか?
はい。どちらも、ファイルのコピーをインターネット経由で遠隔のストレージに送り、復元できるようにすることを指します。
クラウドバックアップは安全ですか?
安全性は事業者によって異なります。通信時と保存時の暗号化、任意の二段階認証を備えた保護されたサインイン、まだ提供していないことについての率直な説明があるかを確認してください。リスクがゼロだと正直に約束できるサービスはありません。
最初のクラウドバックアップにはどのくらい時間がかかりますか?
保護するデータの量とアップロード速度によります。初回はすべてを送るため最も長くかかり、以降は新規・変更されたデータだけが送られます。
クラウドバックアップを使っていても外付けドライブは必要ですか?
両方を使う人が多くいます。ドライブはローカルですばやく復元でき、クラウドのコピーは盗難や火災でも残ります。「クラウドバックアップと外付けHDDの比較」をご覧ください。
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