Windows 11 でファイルをバックアップする方法
Windows 11 でファイルをバックアップするには、大切なフォルダーを PC の外にある別の場所へコピーし、それを定期的に繰り返します。外付けドライブへの手動コピー、ファイル履歴や Windows バックアップなどの Windows の機能、あるいは自動で行ってくれるクラウドバックアップソフトのいずれでも可能です。特に記載がない限り、以下の内容は Windows 10 にも当てはまります。
Windows PC をバックアップする主な4つの方法
バックアップが役に立つのは、元のデータを傷つける出来事が起きても、コピーが無事な場合だけです。ノート PC と同じカバンの中や同じフォルダー内にあるコピーでは、盗難、ドライブの故障、飲み物をこぼす事故、広がってしまう操作ミスから守れません。つまり大切なのは、どのボタンを押すかではなく、2つ目のコピーをどこに置き、どのくらいの頻度で更新するかです。
Windows でファイルをバックアップする主な方法の一覧
| 方法 | 必要なもの | 強み | 主な限界 |
| 外付けドライブへのコピー | USB または外付けドライブと、続ける習慣 | シンプルで、アカウントもインターネットも不要 | 最後にコピーした時点までの内容しか残らず、ドライブも PC の隣に置かれがち |
| ファイル履歴 | 外付けドライブまたはネットワーク上の場所 | ユーザーフォルダー内のファイルの過去のバージョンを保持 | あくまでローカルのコピーで、ドライブを接続しておく必要がある |
| OneDrive を使う Windows バックアップ アプリ | Microsoft アカウントと OneDrive のストレージ | Windows 11 に標準搭載。オフサイトで、一部の設定も含められる | OneDrive の容量に制限され、OneDrive は同期サービス |
| クラウドバックアップソフト | アカウント、インストールしたアプリ、インターネット | スケジュールに沿ったオフサイトのコピーと、どこからでも復元 | 初回のアップロードに時間がかかり、ストレージはサブスクリプション |
どれも間違いではありません。多くの人は2つを組み合わせており、これが 3-2-1ルールの考え方です。
方法1:外付けドライブにファイルをコピーする
最も昔からある方法で、今でも有効です。外付けHDD または SSD を接続し、エクスプローラーを開いて、大切なフォルダー(ドキュメント、デスクトップ、ピクチャ、各種プロジェクトフォルダー)をコピーします。コピー先のフォルダー名に日付を付けるとコピーを区別しやすくなります。終わったら、ドライブを安全に取り外してください。
強みは、すべてを自分で管理でき、インターネットが不要なことです。弱みは、自分が覚えていなければ成り立たないことです。3月に作ったコピーには、6月に行った作業は含まれていません。PC の隣につないだままのドライブは、同じ盗難、火災、電源サージで一緒に失われる可能性があり、PC 上で動くマルウェアは接続中のドライブにも到達できます。バックアップのとき以外はドライブを外しておくと、このリスクを減らせます。
クラウドバックアップと外付けHDDの比較では、それぞれが向いている場面と、どちらか一方より両方を使うほうがよい理由を説明しています。
方法2:Windows のファイル履歴
ファイル履歴は、ドキュメント、ピクチャ、ミュージック、ビデオ、デスクトップなどのユーザーフォルダーにあるファイルのコピーを、指定したドライブやネットワーク上の場所に保存する Windows の機能です。過去のバージョンも保持されるため、昨日や先週の状態の書類に戻せます。
覚えておく手間が要らないため、ローカルの安全策としては妥当です。ただし、守れるのはコピー先のドライブが無事な場合の問題だけです。動作にはバックアップ用ドライブを接続しておく必要があり、そのドライブも自宅や職場にあります。メニューの場所や提供状況は Windows のリリースによって異なるため、スタートメニューで「ファイル履歴」を検索して、お使いの PC で利用できるか確認してください。
方法3:Windows バックアップ アプリと OneDrive
Windows 11 には Windows バックアップ アプリが含まれています。デスクトップ、ドキュメント、ピクチャなどのフォルダーを、OneDrive を使って Microsoft アカウントにバックアップでき、一部の設定やアプリの一覧も記憶できるため、新しい PC への移行時に役立ちます。Windows 10 では、OneDrive の設定から同様のフォルダーのバックアップを利用できます。
知っておきたい点が2つあります。1つ目は、守れる量が利用できる OneDrive の容量で決まることです。2つ目は、OneDrive が同期サービスであることです。PC 上のフォルダーとクラウド上のフォルダーを一致させるため、同期フォルダー内のファイルを削除すると、その削除もコピーされます。OneDrive にはごみ箱とバージョン履歴があり役立つ場合もありますが、期間の制限があり、アカウントの種類によって異なります。バックアップと同期の違いで、この違いを詳しく説明しています。
方法4:クラウドバックアップソフト
クラウドバックアップソフトは、PC に小さなプログラムをインストールし、選んだファイルを読み取って、インターネット経由でデータセンターのストレージに送ります。コピーがオフサイトにあるため、PC にも自宅にも何が起きても残ります。スケジュールに沿って実行できるので記憶に頼らずに済み、優れたソフトは、バックアップが不完全だったときにそれをはっきり報告します。
トレードオフも現実的です。初回のバックアップはすべてを送るため、回線が遅いと数時間から数日かかることがあります。バックアップにも復元にもインターネットが必要です。データを事業者に預けることになるため、そのデータをどう保護しているかが重要です。そして多くはサブスクリプションです。ガイド「クラウドバックアップとは?」でさらに詳しく説明し、「Windows バックアップソフトの選び方」では事業者を比べるためのチェックリストを紹介しています。
Tornova の場合
Tornova Backup は Windows PC 向けのクラウドバックアップです。Windows アプリ(Tornova App。ダウンロードページでは Tornova Agent)がファイルを読み取ってクラウドに送り、Web サイトではアカウント、状態、復元を確認できます。保護する対象は、ファイル、フォルダー、ドライブのいずれも自分で決められ、PC 全体を強制的にバックアップすることはありません。
- アカウントを作成し、トライアルまたはプランを選ぶ
- ダウンロードページから Windows アプリをインストールする
- PC でアプリにサインインする
- Backup Set(バックアップセット)を選ぶ
- 初回バックアップとして Back Up Now(今すぐバックアップ)を実行する
- Automatic Backup(自動バックアップ)または Smart Backup を有効にする
- Activity(アクティビティ)で結果を確認する
- 復元をテストする
初回のバックアップではバックアップセットのすべてが送られ、以降のバックアップでは新規・変更されたデータだけが送られます。Tornova が Successful(成功)と報告するのは、意図したバックアップ全体が完了したときだけです。保護できなかったファイルがある場合は Partially Completed(一部完了)となり、そのファイルが一覧で示されます。詳しい手順は「Tornova Backup の始め方」にあり、機能の紹介やトライアルもご覧いただけます。
Tornova が適さないケース Tornova が対象とするのは、Windows PC のファイルとフォルダーのバックアップです。PC 全体のシステムイメージは作成しないため、Windows やプログラムを丸ごと再構築することはできません。また、現時点で macOS 版や Linux 版はありません。ご家庭の PC がすべて Mac の場合や、起動可能なイメージが必要な場合は、その部分には別のツールをお選びください。
どの方法を選ぶ場合でも
- まず、何が大切かを決めましょう。 写真、書類、仕事のファイルは取り戻せませんが、Windows とプログラムは入れ直せます。「Windows PC で何をバックアップする?」が選ぶ助けになります。
- 少なくとも2つのコピーを持ち、1つは PC から離れた場所に置きましょう。 外付けドライブとクラウドバックアップの組み合わせで、ほとんどのリスクに備えられます。
- 自動化しましょう。 手動で実行するバックアップは、いずれ忘れられます。自動バックアップの設定方法をご覧ください。
- 復元をテストしましょう。 重要でないファイルを1つ復元して開いてみてください。一度も復元したことのないバックアップは、確証のないものです。
よくある質問
Windows 11 でファイルをバックアップする最も簡単な方法は?
設定が不要で最も簡単なのは、大切なフォルダーを外付けドライブにコピーする方法です。自分が操作しなくても動き続けるという意味で最も簡単なのは、ファイル履歴やクラウドバックアップアプリのようにスケジュールで動くツールです。両方を1つずつ使っている人も多くいます。
Windows バックアップ アプリだけで十分ですか?
少数のフォルダーと設定であれば、OneDrive の容量が足りる限り十分な場合があります。ただし OneDrive は削除を含む変更を同期するため、失えないファイルには別のバックアップや外付けドライブへのコピーを加えておくとよいでしょう。
この手順は Windows 10 でも使えますか?
はい。外付けドライブへのコピーとクラウドバックアップは同じように使え、Windows 10 にもファイル履歴と OneDrive のフォルダーのバックアップがあります。Tornova Backup は、64ビット版 Windows 10(バージョン 1809 以降)と Windows 11 で動作します。
どのくらいの頻度でバックアップすべきですか?
失っても耐えられる作業量の範囲に収まる頻度です。多くの人にとっては毎日または毎週で、そのため手動よりスケジュールによるバックアップが向いています。
PC 全体をバックアップする必要はありますか?
通常は不要です。取り戻せないのはご自身のファイルで、Windows とプログラムは再インストールできます。システム全体のイメージが必要な場合は、システムイメージを作成するツールが必要で、Tornova は作成しません。
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