Windows で削除したファイルを復元する方法
削除したファイルを復元するには、まだ残っている可能性のある場所を順に確認します。最初に Windows の「ごみ箱」、次にファイル履歴など手元にあるバックアップ、そしてクラウドバックアップです。バックアップで戻せるのは、失われる前にバックアップされていたファイルだけで、ディスクを調べて失われたデータを取り戻すデータ復旧ツールではありません。このガイドでは各手順と、Tornova Backup での扱いを説明します。
確認する順序:手近な場所から
ファイルが見つからなくなると、つい専用のソフトに手が伸びがちです。まずは手近な、費用のかからない場所から確認してください。ほとんどの場合は1分で解決でき、状況を悪化させるおそれもありません。
- Windows の「ごみ箱」を確認する
- PC や他のデバイスを検索する
- ファイル履歴、以前のバージョン、手元にある他のバックアップを確認する
- クラウドバックアップを確認する
- それでも見つからない場合に初めて、専門の復旧ツールを検討する
このガイドの残りでは、これらを順に説明します。クラウドバックアップを使っているなら、救ってくれるのは手順4であることが多いでしょう。バックアップには、ファイルが削除される前に作られた独立したコピーがあるからです。
手順1:Windows のごみ箱
Windows では、通常のフォルダーから削除したファイルは「ごみ箱」に移動します。デスクトップから開き、ファイルを探して右クリックし、「元に戻す」を選ぶと、元のフォルダーに戻ります。
ごみ箱ですべてが受け止められるわけではありません。次のような場合、ファイルは通常、ごみ箱に残らず完全に削除されます。
- Shift+Delete キーで削除した場合
- USB ドライブやネットワーク上の場所にあった場合(環境によって異なります)
- ごみ箱を空にした場合、または Windows やご自身が空き容量を確保するために消去した場合
- ごみ箱のサイズの上限より大きかった場合
ファイルがそこになくても、失われたとは限りません。次に進みましょう。
手順2:すでに手元にあるかもしれない他のコピー
- 名前で検索する。 Windows の検索でファイル名(一部でも可)を入力します。ファイルが移動されただけの場合もあります。
- ファイル履歴または以前のバージョン。 紛失の前にファイル履歴が有効だった場合は、そのファイルが入っていたフォルダーを右クリックし、以前のバージョンを復元する項目を探します。
- 同期サービス。 OneDrive、Dropbox、Google ドライブには、Web 上に各サービス独自のごみ箱があります。削除したアイテムを保持する期間はそれぞれ異なるため、確認してください。
- メールとチャット。 添付ファイルとして送受信したファイルは、そのメッセージにまだ残っています。
- 他のデバイス。 スマートフォンや USB メモリ、2台目のコンピューターにコピーがあるかもしれません。
- アプリケーションの回復機能。 Office のプログラムや一部のエディターは、未保存のドキュメントの自動保存版や回復版を保持しています。
同期サービスはバックアップではありません。同期されているフォルダーでファイルを削除すると、削除は通常すべての場所に同期されます。ガイドバックアップと同期の違いは?で違いを説明しています。
手順3:クラウドバックアップ
クラウドバックアップは、PC から離れた場所にファイルのコピーを保持します。PC でファイルを削除しても、クラウド上のコピーは自動的には削除されません。Tornova Backup では、PC で削除したファイルは、ご自身で削除を選ぶまでクラウドバックアップに残るため、取り戻すことができます。
ただし、これが有効なのは、そのファイルが Backup Set(バックアップセット)に含まれていて、削除される前にそのファイルのバックアップが完了していた場合だけです。3つのケースに分けて考えてみましょう。
- バックアップ後に削除した: クラウドバックアップから復元できます。
- 誤って変更または上書きした: 以前のバージョンが保持されていた場合のみ復元できます。バージョン管理(世代管理)は任意で、初期設定ではオフです。バックアップのバージョン管理とごみ箱のしくみをご確認ください。
- 一度もバックアップしていない: バックアップでは復元できません。復元するコピーがないからです。
バックアップにできないこと
限界を知っておくと、無駄な時間を使わずにすみます。
- バックアップが復元するのは、バックアップされたファイルです。一度も保護されなかったファイルの痕跡を、ディスクから探すことはしません。それはデータ復旧ソフトの仕事で、バックアップとは別の分野であり、必ず成功するとは限りません。
- 2回のバックアップの間に作成して削除したファイルには、コピーがありません。
- バックアップできなかったファイル(たとえば、他のプログラムが使用中だったもの)は、スキップされた、または利用できなかったファイルとして一覧に表示され、コピーがありません。
- バックアップは PC 全体の復元ではありません。Tornova が復元するのはファイルとフォルダーで、プログラム、Windows の設定、システムイメージは含まれません。
どのバックアップにもない場合 そのファイルがあったドライブへの新しいファイルの保存は避けてください。新しいデータが、そのファイルが使っていた領域を上書きすることがあるためです。専門の復旧ソフトが役立つ場合もありますが、結果は確実ではありません。計画ではなく、最後の手段として考えてください。
Tornova Backup で削除したファイルを復元する方法
Tornova の復元は Web が起点です。復元するものを Web サイトで選ぶと、PC 上の Windows アプリ(Tornova App。ダウンロードページでは Tornova Agent)が完了させます。
- Web サイトで Tornova アカウントにサインインし、Restore(復元)を開く
- ファイルのバックアップ元だった PC を選ぶ
- バックアップ済みのファイルとフォルダーを参照し、ファイルを選ぶ(バージョンが利用できる場合は以前のバージョンも選べる)
- 復元先を選ぶ:元の場所、または指定したフォルダー
- 同名のファイルがある場合は、Keep both(両方を保持)、Skip(スキップ)、Replace(置き換え)から選ぶ
- Restore Now(今すぐ復元)を選ぶ
- Tornova App と Activity(アクティビティ)で進行状況を確認する
Keep both が初期設定のため、復元によって既存のファイルが上書きされることはありません。Replace は確認を求めます。復元が Completed(完了)と表示されるのは、すべてのファイルが復元された場合だけです。中断された場合は、Web サイトからもう一度実行できます。手順の全体はクラウドバックアップからファイルを復元する手順にあります。
ファイルが見つからない場合は、たとえば Smart Cleanup などでクラウド側から Tornova のごみ箱(Trash)に移されている可能性があります。Trash のアイテムは1日間は復元でき、その後完全に削除されます。バックアップのバージョン管理とごみ箱のしくみをご覧ください。
次の事故に備えておく
よくある質問
バックアップとデータ復旧ソフトは同じものですか?
いいえ。データ復旧ソフトは、ディスク上に残る削除済みファイルの痕跡を探しますが、成功は保証されません。バックアップは、以前に保存したコピーを復元するもので、バックアップされたファイルにしか使えないのはそのためです。計画的な復旧にはバックアップを使い、最新の状態に保ってください。
数か月前に削除したファイルを復元できますか?
どこかにコピーがある場合に限ります。削除より前に作られたバックアップや、まだファイルを保持している同期サービスなどです。コピーがなければ、バックアップでは取り戻せません。
PC でファイルを削除すると、Tornova からも削除されますか?
いいえ。PC でファイルを削除しても、クラウド上のコピーは削除されません。ご自身で削除するまで残ります。たとえば Smart Cleanup では、確認を求められます。
Windows のごみ箱を空にしてしまいました。もう手遅れですか?
ファイルがバックアップされていれば、手遅れではありません。クラウドバックアップから復元してください。一度もバックアップされていなければ、専門の復旧ツールだけが頼りになりますが、結果は不確実です。
別のフォルダーにファイルを復元できますか?
はい。復元を始める前に、元の場所か指定したフォルダーかを復元先として選べます。
復元が完了しなかった場合はどうなりますか?
復元は、すべてのファイルが復元されない限り、完了とは表示されません。クラウドバックアップはそのままで、復元されなかったファイルは Web サイトからもう一度復元できます。
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